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写真待ち 12(候補:スケボーの後ろ姿・要確認)

子どもを連れて海外に出るのが、怖いですか?教育移住を迷っている親たちへ。

「行きたくない」

スペインのインターナショナルスクールに通い始めた最初の一週間、息子は毎朝そう言った。

起きてから家を出るまで、何度も。

息子をこっちに連れてきたのは、小学校に上がる前だった。

学校を決めるまで、日本人学校も含めて、いくつか見て回った。

英語は話せない。

もちろんスペイン語も話せない。

その状態で、言葉の通じない教室に入っていく。

かわいそうだった。

連れてきたのは、僕だ。

正直に言えば、僕のほうが怖かった。

この子は、ここでやっていけるのか。

このまま、ずっと「帰りたい」と言い続けるんじゃないか。

夜、暗い部屋で、何度もそう考えた。

ある日、息子が泣きながら言った。

「日本に帰りたい」

「ここでは、言いたいことが言葉にできない」

友達に何か伝えたくても、出てこない。

わかってほしいのに、わかってもらえない。

うまくいかなくて、いじめられたこともあった。

僕にできることは、多くなかった。

同じ高さにしゃがんで、話を聞いた。

口をはさまないで、終わるまで。

抱きしめて、ととはいつも一緒にいるよ、と伝えた。

それくらいしか、できなかった。

一か月を過ぎたあたりから、少しずつ様子が変わった。

親友ができた。

言葉がわからないまま、一緒に走り回っていた。

遊んでいるうちに、言葉のほうがあとからついてきた。

2年生、3年生になる頃には、僕よりずっと話せるようになっていた。

今年で、丸4年になる。

日本に一時帰国すると、少し忘れて戻ってくる。

語彙はまだ足りないし、今も勉強は続けている。

それでも、まわりの話はもうだいたいわかっている。

あの頃、一番おびえていたのは、たぶん僕のほうだった。

子どもは、親が思っているより強い。

溶け込むのも、親よりずっと早い。

どうにか、ちゃんと生きていく。

ただ、ひとりでそうなったわけではないとも思っている。

言いたいことを言葉にできない時期に、横で聞いてくれる人がいたかどうか。

そこだけは、親にしかできなかった気がする。

教育移住や海外移住を考えて、同じように不安になっている親は、きっとたくさんいる。

僕もそうだった。

やっていけるかどうか、本当にわからなかった。

うちの話が、少しでも参考になればと思う。

次は、国によって違う教育の考え方について、僕なりに書いてみたいと思う。

この前、学校の前で、息子が友達と何か言い合って笑っていた。

何の話かは、僕にはもう半分しかわからなかった。

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